ゼナゼナな青春

アニメの感想をメインに頑張りたいです

死ぬまでに布教したい漫画三選

一つめ。

しなこいっ竹刀短し恋せよ乙女

原作 黒神遊夜

作画 神崎かるな


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タイトルと表紙からは微妙に察し辛いですが、ジャンルは熱い剣戟バトルアクションです。ラブコメ要素も軸の部分にあるのでご安心ください。また、それを聞いてアレルギーを感じた方も、ラブコメはおまけ程度の引き立て要素の一つでしかないのでご安心ください。

巻数が七巻程度(不確定な理由は後述)と短いからというのも大きいですが中だるみがなくテンションマックスで最後まで突っ走ります。無駄な台詞、場面がなく物語としての完成度がとても高いです。

台詞の癖が少々強く、ハマるとドハりするタイプ。説明口調な台詞が多く、ちょっとバキに近い雰囲気かも。


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こういう感じですね。ずっとこういう感じ(?。

台詞がクドくて取っ付きにくい所もあるんですけど馴れてくるとむしろそれが良くて、これは短所というよりは強力な長所だと思います。まあ、先入観なしにその辺は自分の目で判断してください。(植え付けといて何言ってんだ)

ていうか皆さんクドいくらいが好きですよね?ちょうどいいですよね?最高ですよ?

 

まあそれはそれとして、この作品のきも、魅力は何を置いても戦闘シーンの熱さです。これが全てを支えており、全てがこれを支えてます。

激熱なのに妙に冷めてるというか現実的というか理があって決して無理がない。必殺技があるが名前を叫んだりはしないし、現実でも出来そうで実践的な、微妙な塩梅が本当に上手い。

語りたいことはいくらでもあるんですが後ろに二つがつかえてるのでこの辺で締めます。

とにかく色々上手い、センスが良い。一人一人が輝いておりキャラクターとしての尊厳を与えられている。バランスが良い。

とりあえず三点同時バトルまで読んでからでも面白いかどうかの判断は遅くない、若干スロースターター(上の終わりから下の真中、1の終わりから4の始め)

ハマれる人はとことんハマれる、掘れば掘るほどかえってくる、読みがいのある最高の作品ですので是非。

 

※読む順番について

この漫画途中で雑誌が変わるので名前が変わります。

最初がしなこいっです。移籍の影響でコミックラッシュ(CR)しなこいっ(全四巻)と角川コミックエースからしなこいっ完全版(上下)がでており、それらの続きとなる竹刀短し恋せよ乙女が角川コミックエースからでてます。

 

CR版は最後の話が収録できていないので角川の完全版で読むことをお薦めます。CRで1~3まで読んで完全版下を読むのもあり。CR版はブック◯フなど中古で手に入りやすい印象、CR版は表紙及びカバー下が感慨深いのでオススメ(どうせ絶版ですし電子書籍もない)

ちなみに完全版は短編も幾つか収録されます。

 

まとめると、しなこいっを読んで竹刀短し恋せよ乙女を読む、以上です。

更に興味があれば同作者の武装少女マキャヴェリズムも同じ世界線でしなこいのキャラも出ますので是非。雰囲気が少し違いますがこちらも面白いし、何より連載中です。

 

これは余談ですが移籍の影響で打ち切り的な終わり方をしますが物語りとしてはこれ以上ないくらい完成しており、批判はされてますがそれはそれで綺麗な、らしい終わり方だったと私は思います。

 

これまた余談ですが、この作品を読んで面白いと感じた方は、作者のTwitterを漁ってみると面白いことがありますよ。

 

 

 

以上、締めますからが長くなりました。

 

二つ目。

トモちゃんは女の子!

柳田史太


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話題になったこともある、そして話題になるだけはある作品です。

ジャンルはラブコメ、ですがただのラブコメではありません。

四コマだとか、女主人公のラブコメが珍しいとかそういうことではなく(実質三人主人公だし)、この作品の凄まじいところは、微妙な心理表現の巧みさにあります。

口するのが難しいのですが、、、拗れ具合が丁度良いというか、人の曖昧で繊細な深い部分に突っ込んでいきながら明るくまとめてるのが本当に上手い。漫画でここまでキャラクターの機微を表現されると、もう感服しかないです。それを漫画、しかも四コマならではのやり方でやるので本当に凄いんですよ。こんな漫画他にない。今まで読んできた漫画の中で一番面白いと言っても差し支えない。

友情、恋、成長、思春期、三角関係、幼馴染、関係の変化、このへんが繊細に絡み合うんですが、それをギャグと嫌味のない展開で包みこむ、こればっかりは読んで貰わないと説明できない。そのバランスと完成度が異様に高い。

四コマってその制限の都合上言わなくても分かるだろ、察せよみたいな表現が多くて、そういう説明しない美徳みたいなのが個人的に堪らなく好きなんですけど、ただマジで何が言いたいのか分からなくて(読者が)死ぬ時もあって、トモちゃんは各タイトルがそれの答えなことが多いので安心して読めます。実質五コマ漫画です(最後に上に戻る)。

 

興味を持たれた方ウェブ漫画ですので是非、よろしくお願いします。ただおまけも面白く、各巻最後の引きがすごいので紙媒体もオススメです。

あとは、最初っから面白いですが、紙でいえば四巻、ウェブ版でいえばクラスマッチから海ぐらいから凶悪な面白さになります。というより本領を発揮しはじめる。

 

ツイ4リンク

https://sai-zen-sen.jp/comics/twi4/tomochan/

 

 

最後。

ただいま勤務中

辻灯子

 


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これも四コマ漫画ですね。ジャンルはゆるいギャグですね。警備員の女子三人組が主人公です。お仕事愚痴系でもある。

2003年発売なのでまあまあ古いんですけど内容は全く色褪せない。今でも共感できて笑える。時事ネタ扱ってないのと15、6年程度では日本は大筋変わってないのかも。

世知辛い現実が生む乾いた笑いに、可愛い愛すべき登場人物、なんだかんだで優しい世界に存分に癒されて欲しいです。

紙媒体は絶版なので中古のサイトか古本屋で。Kindle等で電子書籍もあります。

この作者の作品は基本ハズレがなく、どれも似た雰囲気なので古本屋で探す場合これが見つからなければ是非。同作者でこれ以外だとふたご最前線、ただいま独身中とかが特にオススメです。以上。

 

まとめ

 

三つともオススメ以上に好きな漫画トップ3なのでちょっとでも面白そうだと思ってもらえると嬉しいです。少々癖は強いですが文句なしに名作です。

ただどれも遅効性というか、スルメな何度読んでも面白いみたいな感じなので焦らずよろしくお願いします。

しなこいは二週目、ただいま勤務中は五週目くらいからが本番(四コマって私の記憶容量の問題なのか記憶がぶっ飛んで何回読んでもお面白いんですよね。)

 

最後に中古で買うのに便利なサイトを一つ。

http://www.bookoffonline.co.jp/mb/CSfMbHomeMain.jsp

まあ、ブックオフなんですけども。ではでは。